もう20年以上前になりますが
突然夫がシリコンバレーに
転籍することになりました
あの時はびっくりでしたよ
わたしはアメリカ本土には
一度も行ったことありませんでした
海外に住むことの大変さを
全く理解できていなくて
良い面だけを見て
夫の年収はアップするし
カリフォルニアは気候が良いし
即OK出してしまいました
渡米して…
理想と現実の違いに
打ちのめされました(撃沈)
北カリフォルニアの冬、結構寒い
雪はめったに降らないけれど
真冬は氷点下になることもある
常夏だと思って厚手のコートを
処分してしまったことを後悔しました
年収は上がったけど家賃が高すぎる
結婚当初、夫は地方の営業所勤務
駅近の2LDKの築浅アパートに
家賃6万円で住んでいました
日本に住んでいた頃と
同じレベルの家に住むなら
家賃5倍以上!!!
(今の為替だと8倍近く!?)
そんなに払えないので家賃を抑えるために
南サンノゼにある1LDKのアパートに
しばらく住んでいました
部屋に洗濯機を設置できなくて
敷地内のコインランドリーを利用
生活水準はガタ落ちです
夫の職場までフリーウェイで
20分の距離ですが朝と夕方は渋滞で
1時間近くかかりました
シリコンバレーの現実は厳しかった
それでも今は渡米してよかったと思ってます
結果論になってしまうのですが
夫の職場での待遇や子どもたちの教育環境で
自分たちにとってはプラス面が大きかった
若い時の苦労は買ってでもしなさい
といいます
苦労というより苦行に近かったけれど
不便な暮らしから抜け出したくて
時間とお金と労力の無駄をなくして
シンプルライフやミニマルな暮らしに
目を向けるようになりました
購入した家は夫の職場のすぐ近く
徒歩圏内にお店が多数あり
家の中に洗濯機と乾燥機があります
時間と労力の無駄を省いて
シンプルライフを大切にしています
渡米当初に不便な暮らしを経験したことで
今の暮らしにとっても感謝できてます